高専とは

 1955年代から始まった、我が国の目覚ましい経済成長を支え、科学・技術の更なる進歩に対応できる技術者養成への産業界からの強い要請に応えて、1962年に初めて高等専門学校(以下「高専」)が設立されました。この時に国立12高専とともに、公立高専として東京都立工業高専と東京都立航空工業高専の2高専が設立され、現在では全国に57校の高専が設置されています。
 高専の教育システムは大学とは異なり、中学校卒業後の早い年齢段階から5年間(専攻科進学の場合、7年間)一貫の実践的専門教育を行い、産業の生産現場での中堅的な役割を果たすことのできる技術者の育成を目指しています。
 本科では、学年制を基本として一般科目と専門科目をくさび型に配置し、1年次より段階的に専門科目を増やすことによって、無理なく大学とほぼ同程度の専門的な知識・技術を身につけられるように工夫されています。
 専攻科では、本科で学んだ工学の基礎の上に、より高度で専門的な学問・技術を学ぶことによって創造的・実践的な技術者の育成を目指しています。
 本科の卒業生には準学士と称することができ、専攻科修了生は学士の学位を取得できます。
 高専は、7年以内ごとに国が認めた認証評価機関による機関別認証評価を受審しており他にも様々な外部評価を受け、教育活動の質の保証と教育研究水準の向上を図っています。

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