日本機械学会にて若手優秀講演賞及び若手優秀講演フェロー賞を受賞しました!!

2019年3月18日・19日に千葉工業大学にて行われた日本機械学会関東支部第25期総会講演会において、本校、専攻科1年生の中村祐人さんが「若手優秀講演賞」、専攻科2年生の五十嵐啓大さんが「若手優秀講演フェロー賞」を受賞しました。おめでとうございます。


「日本機械学会 若手優秀講演賞」
受賞者:専攻科1年生 中村祐人さん
論文題名:「丸孔をベースにした孔形状におけるフィルム冷却の流れと熱遮蔽特性について」
指導教員:齋藤博史准教授
 
◇「丸孔をベースにした孔形状におけるフィルム冷却の流れと熱遮蔽特性について」
ガスタービン(ジェットエンジン)では、高温の燃焼ガスを用いタービンを回し動力を取り出しています。その燃焼ガス温度は1600℃を超え、構造部材の耐熱温度をも超えています。その様な温度環境下におかれるタービンブレードを高温燃焼ガスから守るため、フィルム冷却(膜冷却)が行われ、本研究では新たな孔形状を提案しフィルム冷却性能向上をさせ、タービンの高効率化と高信頼性につながる研究を行っています。
 
◇日本機械学会関東支部若手優秀講演賞について
日本機械学会関東支部では、人材育成に貢献する目的で、関東支部総会講演会において優れた講演を行った若手研究者に対し、2006年度より表彰しています。

詳細はこちら
https://www.jsme.or.jp/kt/shibusho/young2018.html  


「日本機械学会 若手優秀講演フェロー賞」
受賞者:専攻科2年生 五十嵐啓大さん
論文題名:「薄液膜内温度差マランゴニ対流の振動流に対する抑制制御」
指導教員: 工藤正樹准教授
 
◇「薄液膜内温度差マランゴニ対流の振動流に対する抑制制御について」
薄液膜内温度差マランゴニ対流の抑制制御の研究を行っています。マランゴニ対流というのは,表面張力の差によって生じる対流で、研究対象のマランゴニ対流は薄い液膜に温度差をかけることで発生する対流です。マランゴニ対流は,半導体材料などの単結晶材料を製造する際に影響を与えていると考えられており,対流を抑制する必要があります.対流抑制のために加熱制御を行った結果,加熱深さによって制御効果に差が出ることが分かりました。
  
◇日本機械学会若手優秀講演フェロー賞について
本賞は、大学院学生および企業若手研究者を対象とし、フェロー寄付金により設立され、2005年度より贈賞を開始しています。日本機械学会が若手の専門家育成を支援し、もって科学技術創造立国のための人材育成に貢献することを目的としています。発表内容が有益で新規性があり、日本機械学会学術誌に論文として投稿するに値し、さらに発表と質疑応答の態度が優れており、本人が研究を主体的に行ったと判定される講演が対象となります。

なお、同時に受賞しました駒谷賢さん、長橋和人さんは本校卒業生です。

詳細はこちら
https://www.jsme.or.jp/kt/shibusho/fellow2018.html




   (左:五十嵐啓大さん  右:中村祐人さん)
 
◇日本機械学会の役割
日本機械学会は、技術社会の基幹である機械関連技術に関わる技術者、研究者、学生、法人の会員から構成されています。講演発表会、講演会、研究分科会などの企画実施、市民フォーラムによる社会の啓発活動、国際会議による世界への貢献を活発に行い、会員相互の学術の向上と社会への技術成果の還元をしています。
 
日本機械学会についてはこちら
https://www.jsme.or.jp/

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