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都立高専コラム

情報処理業界の仕事とは?仕事内容や就職するための進路選択のポイントは?

「情報処理業界ってどんな仕事をするの?」
「どのような職種があるのか知りたい」
「将来性はある?」
などの疑問はありませんか?

情報処理とは、さまざまなデータを集めて分析し、目的に応じた情報を得ることです。企業が売上を伸ばす場合や新しい方向性を検討する場合には、情報処理の技術が欠かせません。

この記事では情報処理業界について、以下の内容を解説します。

  • 情報処理業界の基本的な概要と役割
  • 目指せる職種と仕事内容
  • 業界の将来性と成長性
  • 情報処理業界に進むための進路選択

この記事を読むことで、情報処理業界の全体像を理解でき、自分に合った進路選択のヒントが得られます。将来のキャリアを考える第一歩として、ぜひ最後までご覧ください。

なお、東京都立産業技術高等専門学校の情報システム工学コースでは、データサイエンスや基本情報処理など、情報処理業界の仕事に役立つ技術や知識を5年間のカリキュラムの中でじっくり学ぶことができます。高度アーキテクト(ビックデータ、AIを活用できる人材)の育成を三本柱の一つとしているのが特徴です。

詳しくは、以下のサイトをご確認ください。

>>東京都立産業技術高等専門学校の情報システム工学コースを確認する

情報処理業界とは

情報処理業界は、企業や組織が持つデータやシステムを効率的に運用し、ビジネスの課題解決を支える役割を担っています。

主な仕事は、システムの設計・開発・運用、データベースの管理、ネットワークの構築などです。私たちが日常的に使っているスマートフォンのアプリ、銀行のATM、インターネットショップでの買い物なども、すべて情報処理技術によって支えられています。

情報処理業界は、IT業界全体の中核を担う存在です。ソフトウェア開発会社、システムインテグレーター、情報サービス企業など、多様な企業が情報処理業界に属しています。また、メーカー、金融機関、医療機関など、あらゆる業種の企業が情報処理の専門家を必要としているため、就職先の選択肢が広いのが特徴です。

近年では、クラウド、AI(人工知能)、IoT(Internet of Things:モノをインターネットに接続して情報をやり取りする技術)などの新技術が次々と登場しています。情報処理業界は、こうした最新技術を活用して、社会やビジネスの変革を推進する重要な役割を果たしているのです。

情報処理業界の就職先や職種

情報処理業界への就職先は、IT企業だけではありません。メーカー、金融機関、通信会社、官公庁など、あらゆる業界で情報処理の専門家が求められています。

ここでは、情報処理業界で活躍できる代表的な職種について解説します。それぞれの職種で求められるスキルや適性も異なるため、自分の興味や強みに合った職種を見つけてください。

システムエンジニア

システムエンジニア(SE)は、顧客の要望をヒアリングし、課題を解決するためのシステムを構築する職種です。技術的な知識だけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力も求められます。

システムエンジニアの主な仕事は、システムの企画・設計・開発・テスト・運用です。顧客がどのようなシステムを必要としているのかを理解し、それを実現するための設計書を作成します。その後、プログラマーと協力しながらシステムを構築し、正常に動作するかをテストするまでが一連の流れです。契約内容によっては、運用まで担当することもあります。

システムエンジニアは、情報処理業界のなかでも需要が高く、キャリアパスが豊富な職種です。経験を積むことで、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントへのステップアップも可能です。

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書をもとに、実際にプログラミング言語を使ってシステムを構築する職種です。プログラミング言語には、Java、Python、JavaScriptなど多くの種類があり、開発するシステムの種類や目的に応じて、適切な言語を選択してプログラミングを行います。Webサイト、スマートフォンアプリ、業務システムなど、プログラマーが活躍する場は多岐にわたります。

経験を積んだプログラマーは、システムエンジニアへのキャリアアップや、特定の技術分野に特化したスペシャリストへの道などを選択できます。自分の技術力を高めることで、より高度な開発プロジェクトに参加できるようになることも可能です。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムが安定して動作するための基盤(インフラ)を構築・運用する職種です。サーバー、ネットワーク、データベースなどのIT基盤を設計し、システムが24時間365日安全に稼働するよう管理します。

具体的な仕事には、サーバーの設置・設定、ネットワークの構築、セキュリティ対策、障害対応などがあります。システムにトラブルが発生した際には、迅速に原因を特定して復旧させる対応力も必要です。

インフラエンジニアは、システム全体を支える縁の下の力持ちといえます。インフラがしっかりしていなければ、どんなに優れたシステムも動きません。安定性と信頼性を重視する企業では、インフラエンジニアの存在が不可欠です。

また、近年では、クラウドサービスの普及により、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureなどのクラウド技術を扱えるインフラエンジニアの需要が高まっています。クラウド技術を学ぶことで、より広い分野で活躍できるでしょう。

インフラエンジニアについて詳しく知りたい方は、「インフラエンジニアはどんな仕事?必要なスキルや仕事内容とは?」という記事もあわせてご覧ください。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、技術的な知識を持ちながら営業活動を行う職種です。顧客に対して自社の製品やサービスを提案し、技術的な説明やデモンストレーションを担当します。

通常の営業職との違いは、技術的な専門知識を持っています。顧客が抱える技術的な課題を理解し、その場で最適な解決策を提案できるのが強みだといえます。システムの仕様や性能について詳しく説明できるため、知識を持たない営業担当では補いにくい技術面の不安を解消することで、顧客からの信頼を得やすいのが特徴です。

セールスエンジニアは、人と話すことが好きで、新しい技術や仕組みにも興味があるという方に向いている職種です。営業としての実績を積みながら、技術的な知識も深めていけるため、キャリアの幅が広がります。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、システムエンジニアやプログラマーとしての実務経験を積んだ後に目指すキャリアパスです。また、プロジェクトマネージャーとしての経験を積んだ後、ITコンサルタントへキャリアアップする道が代表的といえます。

情報処理業界の将来性

情報処理業界は、今後も成長が期待される分野です。デジタル化の進展により、あらゆる産業でIT技術の活用が不可欠になっています。

2025年6月に行われたIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の調査によると、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する日本企業の85.1%が「人材がやや不足している」「大幅に不足している」と回答しました。

※DX(デジタルトランスフォーメーション):AIやIoTなどのデジタル技術を活用して、業務プロセスや製品・サービスを改善する取り組み

DXを推進するためには情報処理技術が欠かせないため、将来性が高いといえます。

特に、以下のような分野で需要が高まっています。

  • AI(人工知能)・機械学習の開発
  • クラウドサービスの構築・運用
  • IoTシステムの開発
  • サイバーセキュリティ対策
  • ビッグデータの分析・活用
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

これらの技術は、製造業、医療、金融、流通など、あらゆる業界で活用されています。例えば、製造業ではAIを使った品質管理、医療では電子カルテシステムの導入、金融ではオンラインバンキングの拡充など、IT技術が重要な基盤です。

給与面でも、情報処理業界は日本の平均年収と比較して高い水準にあります。厚生労働省が運営している職業情報提供サイト「jobtag」によると、情報基盤の構築や運用を行うデータエンジニアの場合、全国における平均年収は628.9万円となっています。

これは国税庁の民間給与実態統計調査(令和6年)で記載されている、1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収478万円を上回っています。

高度IT人材として、ビジネスを創造するレベルまで自分のスキルを高めることで、さらに高い年収を目指せるのも魅力です。

もちろん、技術の進化が速い業界のため、常に学び続ける姿勢が求められます。しかし、それは常に新しい知識を吸収し、成長できる環境があるということでもあります。変化を楽しみ、自分の技術を磨き続けられる人にとって、情報処理業界は大きな可能性を秘めた分野といえるでしょう。

情報技術と通信技術を並行して学習する東京都立産業技術高等専門学校

情報処理業界は、IT技術を活用して社会やビジネスの課題を解決する、将来性の高い分野です。システムエンジニアやインフラエンジニア、ITコンサルタントなどの多様な職種があり、それぞれに異なる適性やスキルが求められます。

IT人材の不足が予測される中、専門的なスキルを持つ人材の需要は今後ますます高まると考えられます。そのような状況において、情報処理業界で必要な知識と技術を早期から身につけられる高等専門学校という進路は、将来のキャリア形成において有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

東京都立産業技術高等専門学校の情報システム工学コースでは、コンピュータサイエンスの基礎や情報通信技術の活用と構築に必要な知識や技術など、情報処理業界で活躍するための幅広い知識を体系的に学べます。5年間の一貫教育により、実践的なスキルを身につけることが可能です。詳しくは、以下のサイトをご確認ください。

>>東京都立産業技術高等専門学校の情報システム工学コースを確認する

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