

中学3年生の皆さん
皆さんはいよいよ高校進学を控えて、人生の重要な転換期に直面しておられますね。皆さんは無限の可能性を秘めた夢多き時節の真っただ中にいるのです。
ここで、皆さんの将来の進路を決める、一つの選択肢をご紹介致します。
今年は我が「都立産業技術高等専門学校」が平成18年に大きな統合を果たして、4年目に入りました。
この「都立産業技術高等専門学校」は昨年から公立大学法人「首都大学東京」グループとの相互乗り入れ、大連携をすることにより、「ものづくり日本」の貴重な人材を育成する、高専-専攻科-大学-大学院を組み合わせて一貫して学ぶことが出来る、総合的学習の場となりました。この「首都大学東京グループ」は東京都の“Think Tank”、即ち「知材の源泉、智恵袋」として大いに期待され、活躍しているのです。
皆さんもよくご存知のように、日本も世界も非常に難しい歴史の曲がり角に差しかかっていますね。何が問題か?と言えば大きく分けて3つでしょう。
ハッキリ言って、これらは全て人災です。人類がもっと賢く先見性と洞察力を働かせて、打つべき手を打っていれば避け得た筈のものです。
今から64年前、日本は太平洋戦争に負けて大打撃を受けました。それでも廃墟の中から雄々しく立ち上がって、わずか30年ほどで立派に復興して「21世紀は日本の世紀になるだろう」とまで、言われました。
何故か?それは我々の先輩達が「日本の基本は産業立国だ、貿易立国だ!」と信じて、一生懸命働き、独創的な物造りに励んだからでした。
どうすれば良いのか?
やはり、資源の乏しい日本にとって、立国の基本は「ものづくり」にあるのです。独創的な技術開発、他国が真似をしても絶対に追いつけないような優れた製品を造って世界に輸出していくことです。そして、公害を起こさず、地球環境の劣化に歯止めを掛けるような技術開発を行って、人類の幸福に貢献するような人材をどんどん養成していかねばなりません。
皆さんこそが、日本の宝、希望の星なのです!
この5年制の「都立産業技術高等専門学校」には素晴らしい先生達、立派な研究と実験の設備があります。又、心身を鍛えるためのスポーツ施設もあります。もちろん、まだ十分ではないでしょう。それはこれから皆で力を合わせて充実させて行きましょう!
そして、その先に進んでもっと勉強したい、研究したい人たちには、専攻科2年から「産業技術大学院大学」へのコースがあり、同時並行的に首都大学東京の学部3年生への編入学と大学院が門戸を開いてつながっているのです。
この「産業技術高等専門学校」は賢明で情操豊かな、将来の日本を背負って立つ人材の養成機関なのです。
皆さんの前途は洋々です。志を高く持って、目標に向かって突進して下さい!意欲ある限り、皆さんの前途を妨げるものはありません。大いに頑張って下さい!