飛行ロボコン2部門へ3チーム出場、自動操縦部門第1位(副賞/ファナック賞)と ベストクラフト賞(副賞/本田技術研究所賞)を受賞!

 日本航空宇宙学会主催の第16回全日本学生室内飛行ロボットコンテストが、2020年9月25日(金)~27日(日)に、大田区総合体育館で開催されました。昨年は54チームが参加しましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、4つの競技部門へ全国の大学・高専から11チームが出場し、うち本校荒川キャンパスから2部門へ3チーム(自動操縦部門1チーム、一般部門2チーム)が出場しました。
 
 自動操縦部門には、未来工房チームFlybread Ⅱ(フライパン ツー)(吉井悠人(S1)/リーダー兼パイロット、小障子耀平(A5)/製造部長、瀧口七海(A3)/運航部長、飯野遥暉(A3)/運用部長)が新型インフレータブル飛行機で出場、一般部門には、航空工作部のShino-bay!!(シノベイ)(石橋歩武(A4)/リーダー、村松武明(A4)/パイロット、二戸将也(A4)、谷口慎之介(1-7))が飛行機で、航空宇宙工学コース草谷研ゼミチームの宙に駆ける(ソラニカケル)(小板橋蒼/リーダー、永吉凌雅/工程管理、岡田博貴/パイロット、髙橋輝琉/製造部長)が飛行船で出場しました。
 
 自動操縦部門では出場3機中、チームFlybread Ⅱが第1位(副賞:ファナック賞)でした。自動操縦部門への本校からの出場は昨年(第2位)に続き2度目です。併せて特別賞のベストクラフト賞(副賞本田技術研究所賞)も受賞しました。
 一般部門では出場4機中、チームShino-bayが第2位(副賞:航空宇宙学会賞)でした。チーム宙に駆けるは飛行時間超過で失格となりました。本校の一般部門記録は一昨年に並ぶ2位タイです。
 大会では、新型コロナに対応して、地方のチームがビデオで飛行を披露するビデオコンテスト賞を設け、15チームが参加して3チームが受賞しました。
 
ベストクラフト賞(副賞:本田技術研究所賞)審査員講評
過去にベストデザイン賞を受賞した機体の発展型であり、デルタ機の特徴である飛行安定性、特に低速安定性が飛行状態から確認出来た。後退角でヨー安定とエレボンでピッチ安定と基本をおさえている上に、空気で膨らます主翼による低速性能が加わり、独特の飛行特性が得られていた。自動操縦関連での一層の進化を期待する。
 
 
各部門の出場成績と受賞
<一般部門>
第1位(副賞/大田区長賞)Maltese(東京農工大学)3665点
第2位(副賞/JSASS賞)Shino-bay!!(都立産業技術高専)1975点
第3着 Rogyfly-12 (慶應義塾大学・院)1670点
    ベストクラフト賞(副賞/羽生田鉄工所賞)
第4着 宙に駆ける (都立産業技術高専)  300点
 
<自動操縦部門>
第1位(副賞/ファナック賞) Flybread Ⅱ(都立産業技術高専)2415点
    ベストクラフト賞(副賞/本田技術研究所賞)

第2位(副賞/JAXA賞)libellule(東京農工大学)2045点 
    ベストデザイン賞(副賞/エアバス・ジャパン賞)
第3着 ARTEMIS(東京大学)300点
    ベストプレゼンテーション賞(副賞/アイ・ロボティクス賞)
 
<マルチコプタ-部門>
第1位(副賞/ACSL賞)Fliegen20(京都工芸繊維大学)2680点
第2位(副賞/ORSO賞)麒麟(東京農工大学)2365点 
ベストパイロット賞(副賞/ボーイング・ジャパン賞)
第3着 四五郎(東京大学)300点
 
<ユニーク部門>
出場 OBK賞 tofu(東京農工大学)
出場 NAVIX-n(名古屋大学)
 
<ビデオコンテスト>ビデオ参加15チーム
Avis(山口大学・院)(副賞/日刊工業新聞社/モノづくり日本会議賞)
タージオン(鳥取大学)(副賞/日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ賞)
T-swallow2020(鳥取大学)(副賞/東急賞)
SAKVEI6(九州工業大学)、リーツジェイ(鹿児島工業高専)、ブラックホーク(大阪産業大学)、ちゅとら号Auto(中部大学)、Valture(鳥取大学)、海鳥プロトタイプ(愛知県立三谷水産高校)、海鳥マークⅡ(愛知県立三谷水産高校)、jellyfishi(鳥取大学)、NAVIX-n(名古屋大学・院)、HIGOコプター-改-、Eagle-ray(長野高専)、Corvus One(国際高等専門学校)
 

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