高専祭の七宝焼製作イベントとデータサイエンスによる好みの分析(荒川キャンパス ロボット工学コース)

 七宝焼きは、金属表面にガラス質の釉薬を焼成して作る伝統工芸品であり、金属の表面処理技術が使われています。過去本校で行っていた高専祭の七宝焼製作イベントを2018年に復活させました。釉薬の色、ブリット、ビーズなどを自分の好みで作れ、キーフォルダー、ストラップなどにすることができます(以下の写真参照)。組合せは無限ですが、作っただけでは物足りないので、製作データを元に最近流行りのディープラーニングやデータサイエンスを用いて、七宝焼きの好みの分析を始めました。昨年度のロボット工学コース卒業研究では、クラスタリング(k-means++)を用いて、男女によるフリットやビーズの数に違いについて分析したり、ゼミナールでは4年生と数量化手法を適用してみました。今後も、主成分分析、決定木、畳み込みニューラルネットワークなどの手法を用い、七宝焼きの好みについて分析していく予定です。
 
<研究室で作った試作品>
研究室で作った試作品

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