令和6年度学生インタビュー 濱中さん

本科4年 情報システム工学コース
品川キャンパス
バレーボール部
濱中さん

入学前に産技高専を知ったきっかけは何でしたか

小学4年生のときにテレビで高専ロボコンを知って、高専というシステムやプログラミングに興味を持ちました。ロボットやプログラミングに興味があることを知っていた母親が産技高専を中学2年生の時に紹介してくれました。

産技高専に入学することを決めた理由は何ですか

高専という5年間のシステムで専門的なことをやることを知り、高専と高校で学ぶことだったら、高専の方が専門的なことを学べてお得だなと思ったからです。
産技高専を選んだのは距離的にちょうどよく、また情報システム工学コースができるからです。学校見学会などのイベントに行ったときに、情報システム工学コースの先生方からやる気を感じました。何をするのかが明確で、先生方の説明の熱量がとても強かったです。

入学したら何をしたいと思っていましたか

プログラミングの勉強をしたかったです。きっかけはロボコンでしたが、入学する頃にはゲームを作りたいなと考えていました。
クラブ活動は、ちゃんと活動していたら入ろうかなと思っていました。もし合いそうにないなと感じたら技術系のクラブに入ろうと思っていました。
中学3年生にとっては、高校選択が大きな分かれ道だったと思います。選んでいなかった道を後悔しないくらい、後悔する暇がないくらいに高専生活を楽しもうと考えていました。結果的に後悔することはなかったです。

入学して、入学前に描いていた産技高専像とギャップはありましたか

意外とありました。僕自身で、高専でプログラミングを学びたくて入学しました。でも、親に勧められたからや大学受験がないからという理由で入学した人もいて、ギャップを感じました。その反対に僕よりも意識が高く、いろいろ知っている人もいました。

中学生の頃はどんな中学生でしたか

部活動に一生懸命でした。中学生から現在まで、バレーボールを部活動で行っています。現在は、部活動と友達が日々の楽しみですが、中学生の頃は、部活動(バレーボール)にとても力を入れていました。もちろん今も頑張っていますが、中学生の時は、勉強と部活という感じでした。成績は、トップではないですが、良いほうでした。中学一年生のころから塾に通っていて、進学塾であったため、学校の勉強で困ることはなかったです。算数や数学が得意でしたが、国語は苦手でした。

 

校風はどんな感じか教えてください

学校側から縛られることがないので、部活動や同好会、髪の毛、服装など様々なことが自由です。節度を持って何をしてもいい雰囲気があります。悪い方に変なことをする人もいないので、やりたいことをやりたいようにやっています。クラスの人でも意外な一面を持っている人もいました。

授業や部活動など、学生生活で印象に残っているエピソードはありますか

プログラミングIIやエンジニアリングデザイン、情報工学実験実習II、IIIはとても印象に残っています。これらの授業は、3~4人のグループを作ってチームでアプリケーションの開発・発表を行う授業です。私はチームリーダーを務めることが多く、班員をまとめることや期限までに完成させるための予定管理、施工がとても大変でした。終わった時の達成感もありますが、かなり大変でした。
部活動にも力を入れていて、入学当初はとても弱かったチームを3年間かけて人を集め強くした結果、今年の高専関東甲信越地区大会では、第3位になることができました。うれしさと達成感、ここまでこられた高揚感に満ち溢れました。最高に嬉しかったです。ここまで頑張ってきたことが報われた気分でした。


 

2年次のコース選択は難しかったですか?また、今のコースに決めた要因や理由は何ですか

コース選択は、少し悩みました。元々は情報システム工学コースに入りたかったですが、友達のほとんどが機械システム工学コースに行ってしまうということで迷いました。
電気系は興味がなかったためすぐに選択からなくなり、特定の分野を極めたいという意思があったため広範囲を学ぶAIスマート工学コースも選択肢からなくなりました。そのため、情報システム工学コースと機械システム工学コースの二択で迷いました。最終的には、学びたい方に行こうと思い情報システム工学コースに決めました。コース決めで肝心なことは、どれがベストかとか考える以前に、自分の中でちゃんと納得のいく理由を持って選ぶことだと思います。親や先生、先輩をあてにして選択すると後悔するかもしれません。はっきりとした理由を持っていれば失敗したとしても割り切れます。
 

このコースにはどういった特徴があると思いますか

「自分から。」という思いが強いコースだと思います。自分から勉強している人が多く、何に対しても積極的に取り組んでいます。先生方の意見としては、自分から学びにいく姿勢を身につけなければこの先やっていけないという思いがあり、自分から動く能動的な人を育てる雰囲気があります。授業の勉強はもちろん、専門的な技術を伸ばすこと、受験勉強、就職活度等、自分から動かなければいけません。
 

このコースに所属して、よかったこと、わるかったことについて教えてください

自分のクラスのメンバーは、皆真面目に過ごしているため、怠けたりする雰囲気がないところがとても良いと思います。勉強を頑張っている人が多く、勉強をしやすい環境です。この教室にきたら「やらなきゃ」という思いになります。ただ、みんな真面目なぶんコミュニケーションが少ないと感じる場面もあります。でもだんだんと打ち解けてきていると思います。
 

面白い授業やおすすめの授業などを教えてください

チーム開発が多いのが特徴で面白いです。プログラミングⅡ、情報アーキテクト実験実習、エンジニアリングデザインなど1年に一つ以上はチーム開発の授業があり面白いですが、難しいなと感じることもあります。
一般科目の授業では数学と化学の授業が面白いです。数学と化学の授業は、ちゃんと授業の内容を理解してついていけば、かなり面白い分野であると思います。学問同士のつながりや意味を理解し始めると面白さが出てきます。また、中学生のことよりもさらに抽象的で論理的に物事を考えられるようになると思います。
 

先生の指導は丁寧だと思いますか?何か具体的にあれば教えてください

先生によるところが多いなという印象です。とても丁寧で熱心な先生もいますが、授業に掛ける時間が少ないのかなと思うような先生もいます。いろいろな先生がいると思います。
 

研究内容はどういったものですか

デザイン思考に基づいたシステム開発です。デザイン思考というアイデア考案手法を学びます。実際に先生や事務の方にインタビューを行い、本当に求められていることを考えシステムを開発します。
 

卒業後は就職と進学のどちらに進みたいと思っていますか

大学進学しようと考えています。学生としてもう少し技術力や知識を高めた上で就職したいからです。世の中には、学生に対して魅力的なイベントや特典が多くあります。これらを最大限に活用・利用して技術力を向上させてから就職したいです。勉強を頑張れる環境であれば、研究施設が特化しているところに挑戦してみたいと思っています。

将来やりたいことはどういったことでしょうか

アプリケーション開発やサービスを作って、使った人の思い出や楽しさ、嬉しさにのこるようなことをしたいと思っています。授業の中でチームリーダーをやることが多く、その経験を生かしていきたいです。複数人をマネジメントしてものづくりをして、ちゃんと動いてもらうにはどうすればいいのかと考えて、工夫をするのが面白いと思っています。システム開発からプロジェクトマネージャー等、メンバーをまとめる立場で働きたいです。


 

後輩や高専を志望する生徒へのメッセージをお願いします

高専に行くということは、大きな決断と感じてしまう方も多いと思います。ですが、そんなことはないです。いつどこからでも道は変えれます。高専が合わないと思ったら、学校を変えれば良い話です。僕は元々プログラミングについて興味があっただけで、この道で就職したいとは考えていなかったです。今でも、別に情報系の就職にこだわっていません。いつでも道は変えれるという意識を常に持っています。わからないことが多くて、不安なことが多いと思います。不安を取り除く解決策としては、たくさん調べるのが良いと思います。「知らないことは怖いこと」に繋がります。大体の不安の原因は、知らないことです。不安であればあるほどたくさん調べると良いと思います。
私は受検の時に不安で必要以上に勉強をしていたなと思います。受検当日に父親に言われた「どこに行くのではなく、何をするのかが重要」という言葉を覚えています。
どの学校に行こうが自分が頑張るしかなく、自分が何をするのかが重要です。受検を重く捉えすぎないようにしていれば気楽になるのかもしれないです。
 

あなたにとって産技高専とは

『好きを伸ばせる場所』
好きなことを好きなだけ伸ばすことができる場所だと思います。大学受験がないことでとても長い大きな連続した時間を確保できます。これを好きなように使うことができるのが、産技高専もっといえば高専だと思います。また、自分の好きなことを伸ばして評価される学校だと思っています。




 

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