令和7年度学生インタビュー 迫田さん

本科5年 ロボット工学コース
荒川キャンパス
迫田さん
産技高専を知ったきっかけは何でしたか
幼いころから釘や金槌を使って自由に工作する環境があり、ものづくりが身近な存在でした。中学校で担任の先生に「ものづくりが好きなら高専を目指してみては」と勧められ、家族に相談したところ、昔高専を目指していた父から産技高専を勧められたのがきっかけです。産技高専に入学することを決めた理由は何ですか
12月の最後の第二回学校説明会で初めて産技高専を訪れました。それまで進路に迷っていましたが、説明会で自分の興味に合う内容が多く、ここならやりたいことができそうだと感じました。運動やものづくりが好きな学生が兼部しながら自由に活動していると聞き、自分に合っていると思い、卒業まであと1~2ヶ月というタイミングで進学を決めました。入学したら何をしたいと思っていましたか
入学後は、部活動に参加したいと考えていました。中学まで続けていた部活を続けるか、新しいことに挑戦するかは決めていませんでしたが、何かしらの部活には入りたいと思っていました。授業の中で実習を通してものづくりができると聞いていたので、そうした実践的な学びにもとても興味がありました。入学して、入学前に描いていた産技高専像とギャップはありましたか
入学してみると、思っていた以上に学校のシステムが大学に近くて驚きました。自由な雰囲気と聞いてはいましたが、普通高校のような上下関係や先生との距離があるイメージを持っていたので、その違いにギャップを感じました。実際には、先生方は研究室にいて職員室がないため、距離が近く、相談しやすい環境です。先生も個性的でおもしろい方が多く、よく気にかけてくださるので、とても動きやすく過ごしやすいと感じています。
女性で高専に入学することに不安はありませんでしたか
男女比が9:1と聞いてはいましたが、私の場合、趣味が男女どちらとも共通する部分があり、男子とも女子とも自然に話せると思っていたため、特に大きな不安はありませんでした。中学生の頃はどんな中学生でしたか
中学時代はバスケットボール部に所属し、休日もほとんど部活に励んでいました。休みは週に1、2回あるかないかというくらい忙しかったです。成績は中間より少し上くらいでした。中学3年の7月に部活が終わってからは、12月の学校説明会で進路を決めた後、本校の受検に向けて三教科に絞って勉強を頑張っていました。
校風はどのような雰囲気でしょうか
自由ですが、その自由には責任が伴うと感じています。レポートも自分で構成を考えて書くなど、自主性が求められます。やってみたいことがあれば挑戦でき、迷っているときも友達が一緒に協力してくれるので、とても過ごしやすい環境です。産技高専での生活を振り返って、一番嬉しかったこと、楽しかったことを教えてください
部活動では、バレーボール部に五年間所属し、先輩や後輩と一緒に一つのスポーツに取り組みました。特に、ずっと勝てなかったチームに最後に勝てたことがとても嬉しく、多くの思い出ができました。また、GCPで初めての海外でシンガポールに行き、新しい文化や物をたくさん見て価値観や考え方が広がったと感じています。チームで一つの目標に向かって作業や討論ができたことも、とても楽しい経験でした。
産技高専での生活を振り返って、一番つらかったこと、悔しかったことを教えてください
レポート作成が最も大変でした。計画的に進めるのが苦手で、いつもギリギリまで取り組んでしまうことが多かったです。他のコースに比べれば楽な方かもしれませんが、自分の性格上苦労しました。とはいえ、忙しくても楽しいと感じることが多く、辛さより楽しさの方が勝っていました。

2年次のコース選択は難しかったですか?また、今のコースに決めた要因や理由は何ですか
もともと医療福祉工学コースに惹かれており、最後までどちらにするか迷っていました。そんな中、担任の先生から「自分の性格に合い、自分のペースで学べるコースを選ぶと良い」と助言をいただき、その言葉を参考に決めました。実際にロボット工学コースは「平和」で「のんびり」とした雰囲気があり、自分に合っていると感じています。このコースにはどういった特徴があると思いますか
ロボット工学コースは幅広い分野を学べるのが特徴だと思います。ロボットだけでなく、医療福祉工学や航空宇宙工学など他のコースと実習内容が重なることもあり、プログラミングや航空の流体力学など様々な分野をかじることができます。やりたいことがまだはっきりしていなかった自分には、幅広く学べるこのコースが合っていました。先生方も優しく丁寧に指導してくださり、旋盤作業など手を動かす実習も多いので、実践的に学べる環境だと感じています。
このコースに所属して、よかったこと、わるかったことについて教えてください
よかったことは、レポートに取り組みやすいところです。先生方が丁寧で優しく教えてくださるので、安心して取り組めました。また、幅広くさまざまな分野を学べる点も良かったです。わるかったことは、しいて挙げるならば、実習で手が汚れてしまう作業が多かったことです。旋盤を動かしたり、鉄を削ったり、油を使ったりすることが多く、少し大変に感じることもありました。
面白い授業やおすすめの授業などを教えてください
実習系の授業はレポートもあって大変ですが、とても面白いです。特におすすめなのは、レゴでロボット車を組み立ててレースをする授業です。自分で車体を組み立て、プログラムで数値を調整しながら、ライントレース(線の上を走らせる)を実装します。スピードとセンサーの精度のバランスを取るのが難しく、とても奥深い内容でした。この授業は2~3年生で行われ、ロボット工学コースの楽しさを実感できるものです。先生が基本を教えた後は、自分たちで改良し、友達と教え合いながら進めるので、協力しながら学べるのも魅力です。
先生の指導は丁寧だと思いますか?何か具体的にあれば教えてください
わからないところを質問すると、先生はいつも丁寧に教えてくださいます。レポートについても、修正が必要な箇所を細かく指摘してもらえますし、進捗の確認に来てくださり、その場で的確な改良のアドバイスをいただけるので、とても助かっています。研究内容はどういったものですか
私の研究テーマは「運動時動作向けスマートフォン用体育教育支援アプリの開発」です。コロナ禍で直接体育の授業ができなかったり、通信制高校で対面での体育指導が難しい状況を受けてこのテーマに決めました。スマートフォンを体に密着させるベストを着用し、逆上がりなどの運動時の回転速度や角度を計測します。そのデータをグラフ化して体育教育に活用する仕組みを開発しています。
就職を進路として選んだ理由は何ですか
当初は本校の専攻科への進学を考えていましたが、やりたいことが明確でなかったため、4年生の最後まで迷っていました。自由応募で興味を持っていた企業を受けましたが、不合格となり、推薦による編入学の締切に間に合わなかったため、就職に切り替えました。その際、先生から勧めていただいた企業が昔からよく知っていた企業であり、そのまま就職先となりました。就職先でやりたいことは何ですか
仕事を通じて様々な場所に出向く機会が増えると思うので、いろいろなものを見てみたいです。また、自分の力で海外に行って仕事をしてみたいと思っています。シンガポールでの経験がとても楽しかったため、仕事でも海外に行く機会があれば嬉しいです。特に、面接で「豪華客船のパネルを海外で修理した」という話を聞き、その仕事にとても興味を持ち、ぜひやってみたい仕事の一つになりました。後輩や高専を志望する生徒へのメッセージをお願いします
高専は自分らしくいられる場所だと思います。近年、女子学生も年々増えており、生徒会や部活動でも女子が活躍しています。人数が少なくても男子に引けを取らず、一生懸命頑張っている女子がたくさんいますので、引け目を感じる必要は全くありません。みんな優しい人ばかりですし、不安に思っていても実際は楽しくやっています。心細いことがあっても大丈夫です。気負わずに入学してほしいと思います。あなたにとって産技高専とは
「自分らしく挑戦ができる場所」産技高専は、常に自分らしいスタイルで学校生活を送ることができる場所だと思います。やりたいことが自由にできる環境が整っており、文化祭や体育祭など、興味のあることには何でも挑戦できました。自分から行動すれば本当に何でもできる学校です。母からも「5年間、あなたらしく通えたんじゃない?」と言われ、自分らしく挑戦できる場であったと実感しています。
