校長式辞(令和8年度入学式)
〈校長式辞〉
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
本日、ここに本科生322名、編入生1名、専攻科生37名、合わせて360名の学生をお迎えする運びとなりました。在学生、教職員一同、心から歓迎いたします。
ご列席の保護者の皆様、ご家族の皆様にも心からお喜び申し上げます。また、東京都総務局石橋次長、東京都公立大学法人中山理事長をはじめ、ご来賓の皆様には、お忙しい中、入学式にご臨席賜り、厚く御礼申し上げます。
皆さんの入学された東京都立産業技術高等専門学校は、平成18年に1高専2キャンパスの新しい都立高専として開校しました。本校は、「首都東京の産業振興や課題解決に貢献するものづくりスペシャリストの育成」を使命として、教育・研究活動に取り組んでおります。昨年12月に「東京が世界の都市ランキングで初の2位を獲得しました!」という喜ばしい報道がありました。首都東京は、都市部の抱える先端的・複合的な課題から、多摩・島しょなどにおける地域性の高い課題まで、解決の必要な課題が数多(あまた)、幅広く存在します。これらの課題解決に貢献するものづくりスペシャリストの育成は、世界の課題の解決に資するエンジニアの育成につながると思っております。本日、都立高専の一員となった皆さんには、東京はもとより世界で活躍する技術者を目指して勉学に励むことを願っております。
本科に入学、並びに、第4学年に編入された皆さんは、今日から都立高専の学生としての生活がスタートします。新しい学び舎、初めてのクラスメート、遠方からの電車での通学、作業着を着ての実験実習等々、初めて経験することが多くあると思います。編入された学生も高等学校とは学習内容や進み具合が異なるので、自分のペースを掴めるようになるまでは大変かと思います。期待に胸を膨らませると同時に、不安を抱える学生もいるかもしれません。焦らず、一歩一歩、新しい学校生活に慣れていただきたいと思います。悩み事や自分一人で解決できない出来事に直面した時は、先生やご家族、先輩や友人など、周りの人に相談してください。悩みごとを一人で抱え込まないことが大切です。皆さんがいろいろな課題を乗り越えられるように、一緒に頑張っていきたいと思います。
本校では、通常の勉学以外に、様々なことを学べる機会を準備しています。学校行事やクラブ活動をはじめ、国際社会で活躍できるエンジニア育成を目的とした海外プログラム、起業家の素養を育てることを目的としたスタートアップ教育支援プログラム「地動計画」、学内外のコンテストなどに、積極的にトライしていただければと思います。そこでは、キャンパスやコース、学年の枠を超えた出会いがあります。また、先生や先輩、友人との交流、チームによる切磋琢磨の経験など、高専での生活をより充実したものにしてくれるはずです。
専攻科に進学された皆さんは、研究室での研究生活が中心となります。研究テーマの立案から、専攻科インターンシップ、学会での発表等、2年間があっという間に過ぎますので、進路を含めた具体的な目標を早めに立てて、努力していただければと思います。
保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。また、ご来賓の後援会会長の久田松様、酒井様、ご参会いただき誠にありがとうございます。高専は、高等教育機関でもあり、大学生と同じく「学生」として自立を促す教育を行なっております。このような教育環境に、中学を出てすぐに飛び込むと、戸惑うことも多いと思います。皆様の日々の見守り、励ましが、学生たちの大きな支えとなります。ご理解、ご協力を頂けますようお願いいたします。
新入生の皆さん、改めて、ご入学おめでとうございます。これからの都立高専での学生生活が、皆さんの大きな自信につながり、将来、夢や目標を叶えられることを祈念して、式辞といたします。
令和8年4月3日
東京都立産業技術高等専門学校 校長 柴﨑 年彦
東京都立産業技術高等専門学校 校長 柴﨑 年彦
