令和4年度学生インタビュー 松本さん

あなたにとって産技高専とは?夢を広げる場所

本科2年 情報システム工学コース
品川キャンパス
軽音楽同好会・産技祭実行委員
松本さん
 

入学前に産技高専を知ったきっかけは何ですか。

中学2年生の頃、親からの紹介で知りました。まだ具体的に進路が決められていなかったのですが、5年制で専門知識が学べる高専はとても魅力的に感じました。

産技高専に入学することを決めた理由は何ですか。

父がIT分野のエンジニアとして働いており、将来は父のようなエンジニアになりたいと思ったことが大きな理由です。父の影響でプログラミングなどIT分野に興味を持ち、産技高専のホームページやパンフレットを見て、ここなら私が学びたいことが学べると思い、入学を決めました。

入学したら何をしたいと思っていましたか。

勉強を頑張るのはもちろんですが、勉強だけでなく、何か楽しめることに取り組みたいと思っていました。コロナ禍前に産技祭での軽音楽同好会の演奏を見て、部員の先輩達が楽しそうに演奏していたので入学したら絶対に軽音楽同好会に入部して、勉強と両立しながら部活動を楽しむ!と心に決めていました。

入学前に描いていた産技高専像とギャップはありましたか。

入学前から自由な校風であることは知っていたのですが、予想以上に自由で驚きました。ほとんどの学内イベントが学生主体で企画運営されていたり、勉強面でも自主勉強をベースに進められていたりします。自由な分、自主性も求められるので壁にぶち当たることも多いですが、友達と協力して取り組んでいます。産技高専では先生や友達にサポートしてもらいつつも、自分でやりたいことを見つけて自分の手で解決する力が必要だと感じています。

女性で高専に入学することに不安はありましたか。

あまり心配はしていませんでしたが、女子が少ないということは聞いていたので友達ができるが心配でした。産技高専のホームページにある女子向けページ「理系女子あつまれ」に掲載されていた「人数が少ない分、みんな仲良し」という先輩の言葉で少し不安が解消されました。

入学してみて不安は解消されましたか。

入学当初は、女子で集まって行動する機会が多かったので、それがきっかけで話せるようになりました。コース選択後の2年生になってからは仲がよい友人と話す場面が増えましたが、女子同士というだけでなんとなく「数少ない女子、一緒に頑張って行こうぜ!」みたいな仲間意識を感じますね(笑)。ホームページで見た先輩の言葉は本当だった!と実感しています。男子のクラスメイトもみんな優しいのでクラスの雰囲気も良く仲良くやれています。

どんな中学生でしたか。

勉強と部活動の両立を頑張っていました。部活動は剣道部に所属していたのですが、校内でもトップレベルのハードな部活動で体力的にも精神的にも鍛えられましたね。勉強面ではどちらかというと理数系の方が得意だったので専門的な理数系科目が多い高専でもあまり抵抗感はありませんでした。

校風はどんな感じですか。

基本的には「自由」ですね。しかし、自由だからといってみんな遊んでいる訳ではなく、自主的にアプリケーションを作ってみたり、各々興味のある分野の知識を深めたりと熱意のある学生が多いイメージです。やりたいことに没頭できる環境は私自身、とても心地よく感じています。

松本さん

産技高専での生活を振り返って一番嬉しかったこと、楽しかったことを教えてください。

一番楽しかったことは産技祭です。産技祭実行委員ではパンフレット制作に携わったり、軽音部同好会ではオンラインライブを開催したりしました。軽音部同好会ではキーボードを担当しているのですが、ピアノの経験もなく、超初心者からの挑戦でしたが、独学で頑張りました!今ではキーボードとPCをつなげてソフトを利用して様々な音が出せるように改造したりして楽しめるレベルまで成長することができました。

産技高専での生活を振り返って一番つらかったこと、悔しかったことを教えてください。

まだ印象に残るほど辛かったことはありませんが、これからレポートや課題が増えたり、勉強内容が難しくなったりして大変になるのだろうなと覚悟はしています(笑)。

コース選択は難しかったですか。
また、情報システム工学コースに決めた理由は何ですか。

コースは入学時にある程度検討をつけていたので迷うことはありませんでした。もともと情報系に興味があり、サーバについて学んでみたいと思ったので情報システム工学コースを選びました。

情報システム工学コースにはどのような特徴があると思いますか。

このコースでは、高度ICTアーキテクト、高度情報アーキテクト、高度情報セキュリティアーキテクトの育成の三本柱としています。どれか一つを極めるのではなく最終的にはバランスよく学んでいくと思いますが、2年次の現時点では基礎を固めるためにインフラ関連の授業が多いイメージです。

情報システム工学コースに所属して良かったこと、悪かったことを教えてください。

新設コースということもあり、1年次のコース希望調査では断トツで競争率が高かったです。進学コースを確定する頃には他コース希望も増えましたが、全体的に勉強ができて熱意のある学生が情報システム工学コースには多い感触があります。そのため、全体的なレベルが高いので頑張らないと置いていかれそうになる点は良いところでもあり、悪いところでもあると思っています。

面白い授業やおすすめの授業があれば教えてください。

専門科目は全て面白いですね。例えば、情報システム基礎という授業では、あらゆる専門用語を調べる課題が出されるのですが、諸説ある用語もあり、友人と調べた内容を持ち寄って議論しながら正しい答えを見つけ出す過程も楽しいです。新しいことを知れるのは嬉しいですし、知識を増やし続ける努力はとても大切だと感じています。

松本さん

先生の指導は丁寧だと思いますか。

質問すれば何でも教えてくださいます。先生自作の問題集、プリント、授業概要をまとめたノートを都度オンラインで配布くださる先生もいて、とても丁寧だと思います。

研究はどのような内容に取り組みたいですか。

まだ具体的には決められていませんが、現状では仮想化やサーバ関連、SQLなどのデータベース関連に興味があるので挑戦してみたいなと思っています。

卒業後は就職と進学、どちらに進みたいと思っていますか。

現時点では専攻科への進学を希望しています。専攻科を経て大学院への進学も視野に入れていますが、最終的には父のようなエンジニアになることが目標なので、よく考えて進路選択したいと思います。

将来やりたいことはありますか。

やはり父のようなエンジニアになりたいですね。ソフトウェアやプリケーションを開発するエンジニアを目指したいです。

夢

後輩や高専を志望する方へのメッセージをお願いします。

将来、ものづくりに関わりたいという明確な意思があれば、楽しく高専生活を送ることが出来ると思います。女性の皆さんも性別を気にすることなく、熱意のある方はぜひ高専に飛び込んできて欲しいです!お待ちしています!
 

あなたにとって産技高専とは?

「夢を広げる場所」

小さい頃から抱いていた夢に向かって自分のやりたいことに全力で取り組める、夢に向かって一歩踏み出せる、そんな場所です。

 


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